【施工実績レポート】地域農業を支える、静かな挑戦。
― 須古地区 用排水路整備工事(L=77.5m)

■ 水が通る。それは地域が呼吸するということ。
田畑に水が行き渡り、雨のあとには排水される。
その何気ない当たり前の背景には、
用排水路の確かな維持と整備がある。
今回、佐賀県杵島郡白石町・須古地区にて実施されたのは、
「水工事名利施設等保全高度化事業(用排水路工)」。
地域農業と暮らしの両方を支えるための、重要な水路整備工事である。
■ 昼間作業で安全・確実に進行
今回の工事では、すべて昼間施工で対応。
通行や農業活動に配慮しつつ、確実な工程管理のもとで進められた。

■ 現場に息づく“段取り力”
掘削時には、地盤条件に応じてロングアームを使用。
作業車両の配置、資材搬入の導線、通水調整まで、
現場の安全性と効率性を両立させながら施工を進めた。
特に張りコンクリートの施工では、
気温・湿度に応じた打設計画と養生管理が行われ、
品質と耐久性の確保が徹底された。
■ 小さな水路、大きな役割
「このあたり、昔は大雨のたびに水があふれてたんです」
― 地元農家の声
農地と地域を守るための水路整備は、
派手な構造物ではないが、日常に不可欠なインフラだ。
それを守るために、私たちは、
目立たなくとも、着実に仕事を重ねていく。

■ 見えない貢献こそ、確かな仕事
施工が完了したあとは、周囲の地形になじむ水路が静かに姿を現す。
コンクリートの継ぎ目も、のり面の角度も、すべて計算の上。
「普通に見えること」が、最高の成果――
それが、私たちの仕事だ。
■ ひとつの現場に、無限の仕事がある。
現場監督、重機オペレーター、型枠、大工、土木作業、そしてはつり。
ひとつの現場に、いろんな技術と役割が詰まっています。
最初は、どこからなじんでもいい。
気づけば、「なんにでもなれる」のがこの仕事の魅力です。
どこかに自分の役割がある。
そう思える場所が、現場にはあります。
ちょっと気になったなら、見に来てみませんか?
あなたの“はじまり”は、きっとそこにあります。
