あと施工アンカーってどれを選ぶべき?種類と使い分けを分かりやすく解説!

目次
- あと施工アンカーとは?
- あと施工アンカーの種類
- 種類ごとの使い分け
- 質問の多い「ケミカルアンカー」と「あと施工アンカー」の違いとは⁇を解説します。
- 「接着系アンカー」と「ケミカルアンカー」の違いを分かりやすく解説します‼
- 「第一種施工士」と「第二種施工士」の違いを解説‼
あと施工アンカーとは?
例えば、自宅の壁にフックをつけてバッグを掛けることを想像してみてください。普通の壁ならネジを回せば固定できますが、コンクリートの壁はとても硬いため、普通のネジではしっかりと固定できません。
そこで使うのが「あと施工アンカー」です。これは、コンクリートに穴を開け、専用の部品を使って強力に固定するための技術や製品のことを指します。
アンカーの種類を解説!
あと施工アンカーには、大きく分けて「金属系アンカー」と「接着系アンカー」の2種類があります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
金属系アンカー(メカニカルアンカー)
金属系アンカーは、ネジやボルトを締めることでアンカーが広がり、コンクリートの内部で固定される仕組みになっています。代表的なものには以下の種類があります。
- ウェッジ式アンカー:ボルトを締めると金属部分が広がり、強力に固定されます。
- スリーブアンカー:スリーブ(筒状の金属)が膨らみ、広い面積でしっかり支えます。
- ボルトアンカー:シンプルな構造で、比較的簡単に取り付けることができます。
金属系アンカーは、施工後すぐに使用できるのが大きなメリットです。そのため、短時間で作業を終わらせる必要がある現場や、すぐに荷重をかける必要がある場合に適しています。
接着系アンカー(ケミカルアンカー)
接着系アンカーは、専用の接着剤(樹脂系接着剤)を使って固定する方法です。以下のようなタイプがあります。
- カプセル型:アンカーを挿入すると、カプセル内の薬剤が割れて接着剤として機能します。
- 注入型:先に接着剤を穴に注入し、その後アンカーを差し込んで固定します。
接着系アンカーは、強力な接着力を持ち、振動や衝撃に対する耐性が高いのが特徴です。そのため、耐震補強工事や重い設備の固定など、特に強度が求められる場面で使用されます。ただし、接着剤が硬化するまで一定の時間が必要なため、即時に使用することはできません。
「アンカー」はいろいろな種類が存在しています。アンカーの使い分けについてはコチラでで確認してください‼
それぞれのアンカーの特徴を比較し、どのような場合に適しているのかをまとめます。
アンカーの種類 | 特徴 | すぐに使える? | 強度 | 代表的な用途 |
---|---|---|---|---|
金属系アンカー | ネジを締めることで固定 | ○ | 中程度 | 手すりや機械設備の取り付け |
接着系アンカー | 接着剤を使って強力に固定 | ×(硬化時間が必要) | 高い | 耐震補強、大型設備の固定 |
アンカー選びに重要な事とは
あと施工アンカーは、コンクリートにしっかりと物を固定するために欠かせない技術です。金属系アンカーは施工が簡単で即時使用が可能、接着系アンカーは高い強度と耐久性を持つという特徴があります。
どのアンカーを選ぶかは、固定する対象の重さや使用環境、施工時間の制約などを考慮して決定されます。建築現場では、それぞれの特性を理解し、適切なアンカーを選定することが重要です。

質問の多い「ケミカルアンカー」と「あと施工アンカー」の違いとは⁇を解説します。
まず、「あと施工アンカー」は既存のコンクリートに穴を開けて固定するアンカーの総称です。その中の一つの種類が「ケミカルアンカー」です。
あと施工アンカーとは?
- 既存のコンクリートに穴を開けて、アンカーを挿入し、固定する技術や製品の総称
- 大きく分けて 「メカニカルアンカー」 と 「ケミカルアンカー」 に分類される
ケミカルアンカーとは?
- あと施工アンカーの一種
- 接着剤(エポキシ樹脂・ポリエステル樹脂など)を使ってアンカーを固定する
- 接着系あと施工アンカーとも呼ばれる
項目 | あと施工アンカー | ケミカルアンカー |
定義 | 既存のコンクリートに取り付けるアンカー全般 | 接着剤を使って固定するあと施工アンカーの一種 |
固定方法 | 機械的拡張(メカニカル)or 化学的接着(ケミカル) | 接着剤(エポキシ樹脂など)で固定 |
主な種類 | メカニカルアンカー、ケミカルアンカーなど | カプセル型、注入型 |
特徴 | 施工方法により即時荷重可・耐震性・耐荷重性が異なる | 振動・衝撃に強く、クラックの影響を受けにくい |
つまり、「ケミカルアンカー」は「あと施工アンカー」の一種で、接着剤を使って固定するタイプということ!

「接着系アンカー」と「ケミカルアンカー」の違いを分かりやすく解説します‼
「接着アンカー」と「ケミカルアンカー」は、どちらも接着剤(樹脂系接着剤)を使用して固定するあと施工アンカーの一種ですが、厳密には以下のような違いがあります。
1. 接着アンカーとは?
接着アンカーは、接着剤(エポキシ樹脂やポリエステル樹脂など)を使用して、アンカーボルトや鉄筋をコンクリートに固定する方法の総称です。ケミカルアンカーも接着アンカーの一種に含まれますが、接着アンカーという言葉はより広い意味で使われます。
2. ケミカルアンカーとは?
ケミカルアンカーは、接着アンカーの中でも特に「カプセル型」や「注入型」の製品を指すことが多いです。これは、カプセルに封入された樹脂や、専用のカートリッジから注入するタイプの接着剤を使い、コンクリート内で化学反応を起こして固める方式です。
3. 主な違い
項目 | 接着アンカー | ケミカルアンカー |
---|---|---|
意味 | 接着剤を使ったアンカー全般 | 化学反応で固める特別な接着アンカー |
具体例 | いろいろな接着剤を使ったアンカー | カプセル型・注入型 |
強さ | 強い | とても強い(特に耐震補強に向いている) |
4. まとめ
「接着アンカー」は接着剤を使ったアンカーの総称であり、その中に「ケミカルアンカー」が含まれると考えるとわかりやすいでしょう。実際の現場では、ケミカルアンカーという言葉が一般的に使われることが多く、特に耐震補強工事や高荷重がかかる用途で活用されます。

「第一種施工士」と「第二種施工士」の違いを解説‼
項目 | 第一種あと施工アンカー施工士 | 第二種あと施工アンカー施工士 |
---|---|---|
役割 | 設計図や施工計画に基づき、アンカーの施工を管理・指導できる | 施工マニュアルに従い、適切にアンカーを施工できる |
対象となる工事 | 特に重要な構造物(橋梁・トンネル・耐震補強など) | 一般的な建築物の施工 |
試験の難易度 | 高い(施工管理や設計の知識も必要) | 比較的易しい(施工技術の習得が主) |
受験資格 | 第二種取得後、実務経験2年以上が必要 | 誰でも受験可能 |
信頼できるあと施工アンカー工事‼サガ・コア&カッター工業(株)には 「第一種施工士」が在籍しています‼
建物や橋をつくるとき、しっかりと固定するために使われる「あと施工アンカー」。これは、完成したコンクリートにあとから穴を開けて、ボルトなどをしっかり固定する技術です。でも、ただ取り付けるだけではダメで、安全で長持ちするように、正しい施工が必要になります。
サガ・コア&カッター工業(株)には、この分野のプロフェッショナルである「第一種あと施工アンカー施工士」が在籍しています。では、第一種施工士とはどんな資格なのか、なぜ信頼できるのかを分かりやすく説明します!
1. 第一種あと施工アンカー施工士とは?
あと施工アンカーの資格には、「第一種」と「第二種」の2種類があります。
✅ 第二種施工士は、マニュアルに沿って正しく施工する技術者。
✅ 第一種施工士は、それに加えて工事の管理や設計に関わり、より高度な施工を指導できる技術者。
つまり、第一種施工士がいる会社は、確実で高品質な施工ができる会社ということになります!
2. サガ・コア&カッター工業(株)は何がすごい?
サガ・コア&カッター工業(株)では、第一種施工士の知識と経験を活かし、より精密で安全なアンカー工事を行っています。
🔹 施工の正確さ → 設計通りの位置に正しくアンカーを設置!
🔹 安全性の確保 → 耐震補強や重要な工事も任せられる!
🔹 信頼できる技術力 → 長く安心して使える施工を提供!
3. こんな場所に活用されています!
第一種施工士がいるからこそ、サガ・コア&カッター工業(株)は特に重要な工事を手がけています。
🏗 耐震補強工事 → 地震に強い建物にするためのアンカー固定
🌉 橋やトンネルの補強 → 交通インフラを支える施工
🏢 ビルや工場の設備設置 → 大型の機械や設備の固定
4. まとめ:信頼できる施工は資格と経験から!
あと施工アンカーは、見えない部分で建物の強度を支える大切な技術です。サガ・コア&カッター工業(株)には、第一種あと施工アンカー施工士が在籍しているため、安全で信頼できる工事が可能です!
建物や橋を長く安全に使うために、確かな技術を持つプロがいる会社に工事を任せることが大切ですね!