レーザーケレンは粉塵を約99.8%削減。ブラスト工法との比較試験結果をご紹介
橋梁補修や鋼構造物塗装塗替工事では、塗膜やサビを除去する素地調整工が欠かせません。
従来広く採用されているブラスト工法は高い施工能力を持つ一方、大量の粉塵が発生することが課題とされています。
そこで今回、ブラスト工法とレーザーケレン工法について、作業時の粉塵発生量を比較する試験を実施しました。

粉塵比較試験の概要
本試験では、ブラスト工法とレーザーケレン工法を同一条件で施工し、作業者の呼吸域(高さ1.5m)における粉塵濃度を測定しました。
測定には光散乱方式の粉塵計(LD-3K2)を使用し、施工開始から10分間の最大粉塵濃度を比較しています。
試験は熊本県人吉市の屋内(密閉空間)で実施し、ブラスト工法とレーザーケレン工法を同条件で評価しました。
試験結果
今回の比較試験では、次の結果となりました。
| 工法 | 最大粉塵濃度 |
|---|---|
| ブラスト工法 | 12,000 mg/㎥ |
| レーザーケレン | 28 mg/㎥ |
ブラスト工法と比較すると、レーザーケレンは約99.8%の粉塵削減という結果となりました。
粉塵の発生量が大きく異なることが確認できました。
なぜレーザーケレンは粉塵が少ないのか
ブラスト工法は、研削材を高速で吹き付けて塗膜やサビを除去します。
そのため、
研削材
除去した塗膜
サビ
鋼材の微粒子
が混ざり合い、大量の粉塵が発生します。
一方、レーザーケレンはパルスレーザーを照射し、塗膜・サビ・塩分・油膜などの付着物だけを瞬時に蒸発・飛散させる工法です。
研削材を使用しないため、新たな粉塵の発生を大幅に抑えることができます。
さらに、施工時に発生する微細なヒュームは局所集塵機で吸引し、有毒ガス集塵機によって安全に処理することで、作業環境の改善につながっています。
作業環境の改善にも貢献
粉塵が少ないことは、施工品質だけでなく、安全面にも大きなメリットがあります。
作業者の視界を確保しやすくなるほか、呼吸器への負担軽減や作業環境の改善にもつながります。
また、粉塵の飛散を抑えられるため、住宅地や供用中の橋梁、交通量の多い道路など、周辺環境への配慮が求められる現場でも施工しやすい工法です。
レーザーケレンは環境にもやさしい工法
レーザーケレンは、
研削材を使用しない
粉塵の発生を大幅に削減
産業廃棄物を低減
母材を傷めにくい
高品質な素地調整が可能
という特長を備えています。
施工品質だけでなく、作業者の安全性や環境負荷の低減にも貢献する次世代の橋梁補修技術として注目されています。
サガ・コア&カッター工業の取り組み
サガ・コア&カッター工業では、橋梁補修・鋼構造物塗装塗替工事にレーザーケレン工法を導入し、安全で環境に配慮した施工を行っています。
今回の比較試験では、ブラスト工法と比較して粉塵発生量を約99.8%削減できることが確認されました。
今後も実測データに基づき、安全性・施工品質・環境性能を兼ね備えた橋梁補修をご提供してまいります。
まとめ
今回の粉塵比較試験では、ブラスト工法の最大粉塵濃度が**12,000mg/㎥だったのに対し、レーザーケレンは28mg/㎥**という結果となりました。
レーザーケレンは、粉塵の発生を大幅に抑えながら、高品質な素地調整を実現できる工法です。
橋梁補修や鋼構造物塗装塗替工事において、安全性・環境性能・施工品質を兼ね備えた次世代技術として、今後さらに活用が期待されています。

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