劣化した桟橋を、安全に、確実に撤去する。
―― インフラの“終わり”を託される解体工事の現場力

なぜ桟橋の解体が必要なのか?
長年、海辺や河川敷に設置されてきた桟橋。
船の発着や人の通行、資材搬出などに使われてきたこの構造物も、潮風・波・経年劣化によって、いずれ寿命を迎えます。
特に老朽化が進んだ桟橋は、床版の腐食・鉄部の破断・沈下や傾斜といったリスクが高まり、
そのまま放置すれば、落下事故や構造物崩壊、周辺環境への悪影響にもつながる可能性があります。
解体工事に求められるもの
桟橋の撤去には、陸上構造物とは異なる注意点があります。
- 水際や不整地での作業(重機設置や仮設構台が必要)
- 潮の満ち引きや天候に左右されやすい施工条件
- 既設構造の図面が残っていないケース
- 周辺の航行・通行との調整(海上・港湾・漁協との協議)
そのため、解体作業には高い安全意識と、現場状況に応じた柔軟な施工判断力が求められます。

サガ・コア&カッター工業の対応力
当社では、桟橋や岸壁といった老朽インフラの解体・撤去にも対応しています。
- 切断位置や順序を緻密に計画し、安全な分割撤去を実施
- 必要に応じてワイヤーソー・ウォールソーなどの低振動機器を活用
- 陸上と海上の作業班で連携し、安全かつ短期間での完了を重視
- 解体時に発生する廃材や汚泥も適切に収集・処理
「壊す」ではなく、「安全に終わらせる」ための仕事。
私たちは、使い終えたインフラにも、丁寧に向き合います。
環境への配慮と事後の整備も
近年では、海洋環境・河川環境への影響を最小限に抑える施工が求められています。
- 解体中の飛散防止・粉じん対策
- 廃材の分別回収・適正運搬
- 撤去後の埋戻し・整地・原状回復 など
解体後も含めて、「周囲の人・自然・将来の活用」までを見据えた対応を行っています。

安全に終わらせることも、インフラを支える仕事のひとつ
建設とは、「造る」だけではなく「終わらせる」ことも責任の一部です。
老朽化した桟橋の解体は、次の安全・環境・再利用のための第一歩。
サガ・コア&カッター工業は、最後まで丁寧に仕上げるプロの責任を胸に、これからも現場と向き合ってまいります。